【戦記】天皇杯3回戦ザスパ対順天堂大 久藤清一新監督「初陣」。 執念の逆転勝利で4回戦進出、 一番の収穫は新指揮官の臨機応変な采配
【戦記】天皇杯3回戦ザスパ対順天堂大
久藤清一新監督「初陣」
執念の逆転勝利で4回戦進出
一番の収穫は新指揮官の臨機応変な采配
死闘だった。ザスパは天皇杯3回戦で順天堂大を迎え撃った。クラブは試合2日前の7月5日に奥野僚右前監督の解任を発表、久藤清一ヘッドコーチが新監督に就任することが決まった。電撃の監督交代からわずか3日。ザスパは、リーグ前節から先発を入れ替えてゲームへ臨んだが、大学生相手に苦戦した。0対2のビハインドとなったが執念で同点に追いつくと、延長後半の高木彰人の決勝弾で劇的な勝利。久藤新監督の初陣を勝利で飾り、4回戦へ駒を進めた。
3ゴール逆転勝利のザスパ、収穫多き試合
様々な要素が組み込まれたゲームだった。勝利という結果を別にして考えても、チームにとっては収穫多き試合になったと言える。新指揮官は、天皇杯3回戦勝利というタスクを遂行しながらも、リーグ戦へ向けて、いくつかのテストを実践していた。久藤監督の臨機応変な選手起用、戦術眼の一端が垣間見えたことも好材料。内容には課題を残す部分もあったが、それも想定内か。新生ザスパはリーグ後半戦へ向けて、順調なスタートを切った印象だ。
(残り 2101文字/全文: 2629文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ