マスカット監督が自信を深めた2つのゲーム。 残りリーグ戦13試合を絶対にブレないで戦える根拠だ
3連休明けの昨日、ケヴィン・マスカット監督の表情は真夏の青空と同じように晴れやかだった。
「両チームとも三冠を獲って来日したチーム。その2チームと対戦して、どこが相手でも焦れることなくアイデンティティを持って戦うことができた」
親善試合2連戦を振り返り、胸を張った。
元マリノスの前田大然や岩田智輝を擁し、スコットランドリーグで絶対的な存在となったセルティックを、自慢のアタッキングフットボールで撃破した。世界屈指の実力を誇り、プレミアリーグだけでなく悲願の欧州チャンピオンズリーグ初優勝も成し遂げたマンチェスター・シティに、敗れはしたものの自分たちのスタイルで徹底抗戦する。
世界的にも有名な2チームを相手に、マリノスのサッカーをのびのびと披露できたのは大きな収穫だ。
「この2試合を戦った上で、チームとしても選手としても自信になったと思う。中断期間明けの試合に向けても自信になった」
あくまでも中断期間中の親善試合という位置付けである。しかも、この真夏の時期に連戦を行った。他チーム同様、休息をとることに注力したくなる気持ちも少なからずあっただろう。
ただ、結果として高い空気を吸うことのメリットは大きかったように思う。特にマンチェスター・シティは万全のコンディションではないにもかかわらず、要所でワールドクラスのパフォーマンスを見せてくれた。すべてが「Jリーグでは味わえない感覚」(渡辺皓太)だった。
その試合を経て、指揮官はさらに成長できる部分があると確信したようだ。
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