兵藤4.5 :最後の最後に決めて男になった・ 下平3.5 :半分は彼のゴール・ 三門3.5 :ボールのあるところに背番号6がいた [鳥栖戦採点&短評]
[採点&短評]
※5が最高で1が最低。採点は0.5刻み。
GK 1 榎本 哲也「4.5」
90分に豊田陽平の決定的なヘディングシュートをセーブ。このワンプレーだけでも十分な仕事だった。ゴールを決めたのと同等の価値を持つファインプレーだ。
DF 13 小林 祐三「4」
粘り強いシュートブロックなどで無失点ゲームに一役買った。一度だけ豊田陽平に競り負けたが、あれは相手のクロス&シュートを褒めるべきだろう。
DF 4 栗原 勇蔵「4」
相手のハイボールは栗原を避けていた気配があり、空中戦での強さはあまり目立たなかった。それでも自陣ゴール前ではね返す力はさすがだった。
DF 22 中澤 佑二「4」
前半から肉弾戦で強さを発揮し、37歳とは思えないエネルギッシュなプレーを披露。栗原やファビオとともに豊田封じを実現した。
DF 23 下平 匠「3.5」
前節のFC東京戦同様にドリブルでボールを運ぶなど確実に進化している。ゴールシーンは逆サイドからのクロスに高い位置を取っていたからこそで、半分は彼のゴールだ。
MF 5 ファビオ「3.5」
小さなミスは散見されるものの、それを補って余りある活躍を見せている。単純にヘディングが強く、厳しい状況からでも身体能力でカバーできるのは彼ならでは。
MF 6 三門 雄大「3.5」
ボールのあるところに背番号6がいた。最終ラインからボールを引き出し、ファビオとともに前線へとつなぐ役目を果たした。良いアピールになっただろう。
MF 25 藤本 淳吾「3」
右足首を負傷した影響もあってリスタートの精度を欠いた。ゴールに近い位置でのセットプレーがあれだけあったのだから、どうにかターゲット役に合わせたい。
MF 7 兵藤 慎剛「4.5」
乾坤一擲の一振りで決勝ゴール。それまでは攻守ともにミスも少なくなかったが、最後の最後に決めて男になった。やはり欠かせない選手である。
FW 39 アデミウソン「3.5」
決勝点に至る流れで何度もボールに触れ、うまく周囲を使って攻撃を組み立てた。フィニッシュに関わる仕事を求めたいが、チーム事情としてはゲームメイクが主になるか。
FW 11 齋藤 学「3.5」
アデミウソンとのパス交換から、こちらも決勝点に関与した。単騎突破の場面はシュートまでたどり着かなかったが、相手にとって怖い存在ではあった。
MF 28 喜田 拓也「-」
負傷明けながら、三門に代わってボランチに入った。プレシーズンの段階から指揮官のお気に入りで、すでに序列は3番手付近。今後もチャンスはあるはず。
FW 16 伊藤 翔「-」
一度あった決定機でボレーシュートを枠に飛ばせなかった。その後はファウル気味のタックルでボールを失うなど踏んだり蹴ったりの試合となった。
監督 エリク・モンバエルツ「3.5」
公式戦4試合目にして日本での初勝利を手にした。鳥栖のロングボール攻勢に対してブロック守備を徹底し、無失点で試合を終えた。内容以上に、結果が大きな一歩となる。