「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「大前提として僕はスタメンでプレーしたい。でも毎試合与えられた仕事がある中で、それを全うしてから自分の色を出さないといけない」(水沼宏太)

 

[コメント]

MF 18 水沼 宏太

――素晴らしいアシストで前田選手の得点をアシストしたが、そのシーンを振り返ってほしい

「僕が試合に入って最初のタッチでのプレーだったと思う。イメージ通りのプレーというか、大然のプレーの特徴は僕も分かっているし、大然も僕にイメージを伝えてくれている。ここに1本通せばというところに出せた。タイミングが合っていたし、大然がワンタッチで相手と入れ替わるボールと、自分がボールを蹴った感覚もよかった。大然のループシュートもすごくよかったので、すべてがパーフェクトだったと思う」

 

 

――今季は切り札としての起用が続いているが、出場した時は決定的な仕事をしている。どういった意識でプレーしている?

「大前提として僕はスタメンでプレーしたい。でも毎試合与えられた仕事がある中で、それを全うしてから自分の色を出さないといけない。自分の中で葛藤は間違いなくあるけど、自分の存在を示すためにはどんな試合でも状況でも結果を出して、チームのためにやらなければいけない。それが今のところ結果につながっているのが多いのはいいけど、出場時間数も得点もアシストもまだまだ足りない。まずは自分自身に集中してやっていくことがチームのためになると思っている」

 

――J1通算299試合で、300試合に王手がかかっている。特別な感慨はある?

「特別なものはないけど、いろいろな人の支えがあってここまで積み上げてきたのは間違いない。どのチームでも周りの人たちに恵まれたと思うし、感謝している。プロになって、栃木に行ってJ1を離れたけど、それを考えるとここまで積み上げてきたことを考えるとやってきてよかったなと思う。でもあまり意識しすぎずやっていきたい」

 

 

――首位と勝ち点6差で背中が見えてきたと思う。その数字については?

「まだ10試合以上あるのであまり意識していないところではある。自分たちはすべて勝たないと抜くことはできない。川崎との差よりも、目の前の試合にモチベーション高く臨むことが鍵になる。これから夏が終わって涼しくなって気候が変わって、ケガ人や累積もあるし、チーム状況は変わってくる。その中で自分たちのサッカーを維持し、アップデートすることが大事。自分はケガすることなく自分にフォーカスして、チームのためになるプレーをしたい。結果的に最後笑って終われるシーズンになればいい」

 

――リーグ戦では2回しかない無得点の試合が前回の仙台戦だった。試合に向けて意識する部分は?

「相手どうこうよりも意識高く臨むことが大事。今までの戦い方を上回る戦い方をできるかどうかが大事になってくる。練習からぬるいプレーをしていたらみんなでケツを叩かないといけないし、上を目指すためには毎日の積み重ねが大事になってくる時期に差し掛かっている。そこは自分に対して落とし込んでやっていかないといけないし、自分たちがどれだけ上へ行きたいかの勝負をしていきたい」

 

 

――川崎フロンターレと同じ試合数で勝点6差とはっきりした。周りがザワついてくると思うが、意識することは?

 

ヨコエク

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