フォトグラファーの三浦彩乃さんと振り返る2024年【2024 年末Special 01】

以下、All Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)
瞬く間に過ぎ去ろうとしている2024年。FC東京の2024シーズンに関して言えばカップ戦は早い段階で敗退、リーグ戦では他の在東京勢の後塵を拝しての7位とふるわず、合格点とは言い難い結果に終わった。一方で若手の成長や入場者数の増加という前向きな面もあるが、この一年間は現場で取材するフォトグラファーの眼にはどう映ったのか。青赤を撮りつづけるひとりである三浦彩乃さんに訊いた。
◆荒木遼太郎が輝いた序盤戦

開幕のセレッソ大阪戦で2ゴールを決めた、荒木遼太郎。

第2節の広島戦でも1ゴール。


ホーム開幕の2試合で掲げられたチャント歌詞を文字化した横断幕。

「いつも俺らがついてるぜ」。
「2024年、大阪で開幕した今シーズン最初の試合で、新加入選手である荒木遼太郎の2ゴールのインパクトは大きかったです。たまたま反対側で撮影していたこともあり、挨拶代わりの移籍後初ゴールは新たなヒーローの誕生かな? という期待に変わりました。先制され、追いつき追加点を奪われるも、さらに追いつく、という引き分けに持ち込んだ開幕戦の余韻は、味の素スタジアムでのホーム初戦でも続きます。
そのサンフレッチェ広島戦とヴィッセル神戸戦ではゴール裏に『優勝して熱狂 東京こそ全て 俺らを熱くする 情熱をぶつけろ 優勝掴み獲れ!』というメッセージがありました。結果として、その想いは実らないまま、最後には『いつも俺らがついてるぜ』に変化しましたが、やはり総意というのはホーム開幕戦に掲げられていたこの言葉だと思います」
◆オリンピックで感じた代表選手を送り出す重要性

青赤の代表4選手横断幕。

代表活動での東京勢4人。

東京の試合でももちろん集まる。
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