原川力、次の段階へ進むために。「どこでスピードアップするのかもっと整理されたら、より強度を出せる」【2024 天皇杯3回戦 vs.ジェフユナイテッド千葉 Preview】

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
勝点50のV・ファーレン長崎と勝点49の横浜FC、清水エスパルスがやや抜け出しているJ2だが、勝点36のジェフユナイテッド千葉も昇格プレーオフ圏内に近い7位につけ、緊張感を維持しているものと思われる。順位よりも強い印象があるのはやはり破壊力によるものだろう。ここまで23試合で得点数43は45の長崎に次ぐ数字。スコアラーが分散している様子に選手層の厚みが感じられる。
7月10日の天皇杯3回戦が3連戦の中日にある第2戦というスケジュールは、この日、フクダ電子アリーナに乗り込むFC東京と同じ。天皇杯2回戦では東京も千葉もいわゆるターンオーバーでカップ戦用のチームを編成したが、今回もある程度選手を入れ替えてくることが予想される。ただ千葉のベンチにはリーグ戦6得点の田口泰士や同10得点の小森飛絢が座る可能性があり、やはり侮れる相手ではない。
◆もっと相手を見ないと
ここに乗り込む東京はリーグ戦で今シーズン初の連敗中。内容も決してよいとは言えず、正念場に差し掛かっている。カップ戦とは言ってもJ2の上位相手でまず結果を得ることに集中しなくてはならないが、かと言って内容の改善に注力しないわけにもいかない。かつ課題が多く、着手する部分をはっきりさせて出来るところから修正していかなくてはいけない状況だ。
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