「恥ずかしかった」と言いながら、サポーターに応える“シャー”で歓喜を分かち合った木本恭生。ゴールを喜びつつ、守備面についても「前線からしっかり組織的に守れた」と手応え【2024 J1第17節vs.サガン鳥栖(AWAY)】

Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)

Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)
「恋人がサガン鳥栖」のお株を奪うかのように「恋人がサンタクロース」のチャントを歌うFC東京ゴール裏サポーター。そうして出迎えられた木本恭生は「シャー」の求めを断りつつも、結局は「シャー」のポーズでサポーターと勝利を分かち合った。間違いなく、このJ1第17節サガン鳥栖戦のヒーローは木本恭生だった。
◆シュートしか考えていなかった
試合を2日後に控えた小平で、ハイプレスについて「もっと狙いを持っていきたい」と言っていた木本。ボランチの小泉慶と守備の仕方を相談する姿からも、そこに重きを置いていることは明らかだった。
しかし組織的な守備、跳ね返しなどの個人の守備の出来もさることながら、決勝ゴールのインパクトがすごかった。前半11分、右コーナーキックからの流れで、鳥栖のマルセロ ヒアンがクリアしたボールを高宇洋が頭で前へと押し戻す。2回バウンドしたボールの落ち際を捉えた強烈な右足のシュートは、枠に当たって向きを変えながらゴールイン。VARが入ったがオフサイドはなく認められ、これが先制点に。攻撃面でも大きな働きをして、マン オブ ザ マッチにふさわしい活躍だった。

Photo by Makoto MIURA(撮影:三浦誠)

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)
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