まずはメンタルの改善が求められていた──アルベル監督、折り返し地点までの変化を振り返る

(撮影:後藤勝)
全34節で競うJ1、その折り返し地点となる6月18日の第17節湘南ベルマーレ戦を前に、アルベル監督がこの半年間の変化を振り返っていた。
常に指揮官の言葉をサッカーの文脈に則り日本語として通じるように整える村松尚登通訳は「爆弾ゲームではないですけど」と解説を添えて「シーズン頭にはボールが来ることに怯えるような状況があったと思います」と、訳して伝えた。それがボールを受けることを怖がらなくなり、むしろ喜びを覚えるようになったというのがこの日の主旨だった。
囲み取材の質問が一段落し、制作中の木本恭生と中村帆高の記事のためにふたりの評価について訊ねたあと、選手たちの変化についてさらに噛み砕くよう求めた。
◆状況判断がよくなった

©F.C.TOKYO
より具体的には「現在のような流動的な攻撃をするには監督が提示するものだけでなく、選手の自発的なアイデアが必要だが、さきほど言っていた選手のメンタルの変化とつながりがあるのではないか?」と訊ねると、アルベル監督はこう説いた。
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