最後尾からチームを支えたGK高橋優仁「跳んだあとの顔は見られているもの」【プレミアEAST第14節第2報】

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018 EAST 第14節終了後、取材に応じたゴールキーパーの高橋優仁。
プレミアEAST第13節のvs.鹿島アントラーズユース戦につづき、第14節vs.流通経済大学付属柏高校戦でも先発したゴールキーパーの高橋優仁に話を訊いた。U-16日本代表組が不在、負傷者も出ているなか、ゴールマウスを守りチームの士気を支えている。貴重な勝点1を獲得した試合を振り返ってもらったが「前に出る/出ない」をはじめ、整理された思考、それを言語化しピッチ上のパフォーマンスにも反映する力があることがわかる一問一答となった。
◆平然とするように意識している
――きょうの試合では、チームにまったく不安な様子がないように映りました。スターティングメンバーに入り、ゴールキーパーとしてどのようなことに気をつけていますか。
高橋優仁 まず自分自身の特長を出すというところをいちばん重要視しています。自分ではビルドアップがそうだと考えているのですが、前節の鹿島アントラーズユース戦では蹴るばかりになってしまい、ビルドアップの部分でプレーの質を保てなかった。今回はピッチが人工芝でホームということもあり、下(グラウンダーのパス)で自分たちがボールを保持して時間を使おうと意識しました。
それはできたと思うんですけれども、相手の、開始早々のシュートがバーに当たった場面が。そこでボールに触って弾くことができれば、もっと仲間に安心感を与えられたと思います。
ただ、あそこでバーに当たるようなきわどいシュートを撃たれたからといって、ゴールキーパーである自分が“しまった、やられた”というような表情をしていれば、仲間の士気にかかわる。それはよくないですから、そういう場面ではたとえ“危ない”と内心では思っていても、平然とするように意識しています。

試合中の佇まいには、常に強い気持ちが感じられる。
――私が撮影していた場所の近くにいた流通経済大学付属柏高校の生徒さんも「すごいな、いきなりか」と、賞賛の声を挙げていましたし、開幕直後のあの場面はいい攻撃だったのだと思います。それほどのシュートであっても“いや、たいしたことはない”という顔をする、と。
高橋優仁 はい。それはもう、
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