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森田慎吾「ことしで決めてやろうという気持ちが強かった」【プレミア参入戦2回戦「FC東京U-18 vs. モンテディオ山形ユース」コメント<1>/無料公開】

 
◆前半ラストに惜しい決定機をつくった森田慎吾のコメント
 
――最後にシャーレがわりに総監督(東京ドロンパの大きなぬいぐるみ)を掲げてひとりだけジャンプするというネタをわかっていない選手が周囲に何人かいて何回かやり直していたように見えましたが?
森田慎吾 あれは伝統というか、先輩たちの代からずとやってきたんですけど、若干バラバラになってました(笑)。最初、わからない選手が何人かいて。で、何回かやり直して。
 

これは前フリの段階。森田慎吾が総監督持ち上げを担当。


――で、ちゃんとしたやつはバングーナガンデ佳史扶選手が。
森田慎吾 ああ、そうですそうです。それはキャプテンの仕事なので。
 
――プレミアに再び昇格した喜びはどうですか?
森田慎吾 すなおに嬉しいです。それをみんなと分かち合えたことが、いちばん嬉しいですね。
 
――ここ(コカ・コーラボトラーズジャパン広島スタジアム)に来ていないファン、サポーターもいますね。
森田慎吾 たぶん、SNSに上がった画像を介して喜んでくれていると思います。
 
――ユルネバは歌詞を全部は憶えていない選手もいると思いますけど、みんなで肩を組んで歌ったのは?
森田慎吾 トップチームが勝ったときに毎回やっているのを観て、自分たちもやりたいとは思っていました。それができたのはよかったんですけど、詞を完全には憶えていないひとがほぼほぼだったのが若干(もったいなさが)残るところですね。
 

トップが勝ったときのように『ユルネバ』を。


――で、試合なんですが、モンテディオ山形ユースは守備がしたたか。締めるところは締めて、中には入らせない。そこで諦めずにクロスを入れつづけたのは、いつもどおりに自分がガンガン攻めることで打開しようとしたという……。
森田慎吾 試合前のミーティングで山形は堅く入ってくるというのはわかっていたので、そうするとサイドの自分なり、逆サイドの選手――スタメンであれば(大迫)蒼人なりはフリーになる。外回りで自分のクロスや、相手のサイドバックのウラ(を衝くの)は狙っていくことにしていました。
 
――前半最後のクロスはとてもよかった(前半45分)。この試合でいちばんいいシーンだったかもしれない。
森田慎吾 あれは狙いどおりというか、シャドーの位置から味方がウラに抜けてくれて、相手のサイドバックがそちらを気にして少し(ポジショニングが)うしろ気味になったところで、アーリー(クロス)みたいになりました。(宮田)和純はヘディングが得意なのでそこを狙ったんですけど、あと一歩でした。
 
――相手のキーパー(伊藤琉偉)もよかったですからね。
森田慎吾 はい。まあ、でも練習どおり。あれはいままでの(積み重ねの)賜物だと思います。キーパーはすごかったですね。ビッグセーブ。あれはキーパーを褒めるところです。
 

クロッサーとして、キッカーとして、チャンスをつくりつづけた。


――後半、佳史扶選手が入ってきたところで少し相手のマークが分散して守備網がほどけてきた感があったんですが、ピッチ内ではどう感じていましたか?
森田慎吾 左サイドから佳史扶が入ったことによってタテの突破などでチャンスになることはわかっていたので、最後は自分も外してしまったり(後半36分に左からの佳史扶のクロスに対してシュート)したんですけど、タテにガンガン行ける佳史扶と蒼人ふたりのクロスに対して入っていこうと意識していました。
 
――前半とは気持ちを切り換えて、1点獲って勝つぞ、という感じだった?
森田慎吾 前半、堅い試合になるとは思っていました。あわよくば最後の和純のシュートを決めていればというところでしたけど、後半、自分たちも切り換えて前からガンガン行こうということになり、狙いどおりの戦いができたと思います。
 
――最後はコーナーを使ってボールを保持したり、勝つことを意識した試合運びに映りました。
森田慎吾 プリンスでも1-0で勝つ試合が多くて、最後の時間帯(の時間の使い方)は和純も得意としているし、自分たちのサッカースタイルのなかでもそういう堅い試合はよくあったので、ああいう場面では自分などのうしろの選手――ディフェンスラインが気を抜かないことが重要だと思い、声をかけあっていました。よかったと思います。
 
――この一年間も右サイドを務めてきましたが、あらためてFC東京U-18で過ごした時間すべてを振り返っていかがですか。
森田慎吾 一年生のときは公式戦に全然絡めず、三年生が偉大でした。クラブユースも獲って二冠でしたし。その一年生のときは悔しい想いをして、二年生になって開幕戦こそ出られませんでしたけど、そのあとプレミアに出られるようになりました。最後の降格が決まった試合には出られず悔しい想いをしたので、ことしで(プレミアへの再昇格を)決めてやろうという気持ちが強かった。そのプレミア昇格というでかい目標に向かってみんなで進んできて、最後に果たせてよかったです。
 
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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

■J論でのインタビュー
「ライターと編集者。”二足の草鞋”を履くことになった動機とは?」後藤勝/前編【オレたちのライター道】

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