【有料記事】J1第10節Preview◆心肺が心配!? 渾身の猛ダッシュで汗を流した13番を筆頭にハードワークで仙台をねじ伏せる~篠田善之監督、大久保嘉人、東慶悟(2017/05/06)

すごい勢いで汗を吹き出しながら「心肺が心配」。
大久保嘉人は大量の汗を流しながらミックスゾーンに姿をあらわした。練習を終え、594人のファンを相手のふれあいを終えてもなお汗が吹き出ていることから、激しいダッシュをしてきたのだとわかる。大久保は矢野由治フィジカルコーチと走っていた。
「ここ(心肺)が心配なので、矢野(由治フィジカルコーチ)さんにちょっと(メニューを)つくってください、と言ったんですよ。そうしたら『どういう系がいい?』と言ってくれて」
狙いすました笑いのネタがまじっていた。大久保は繰り返した。
「心肺が心配」
そう言ってひたすら笑みを絶やさない大久保だが、もちろん内容は真剣そのもの。ハードワークを基調とするFC東京のサッカーに対応するため、猛然と走り込んだのだ。
「あんなに走ることはいままで? ないすよ。走りだけやれば、このチームでの心配はなくなる。4本2セット、20何秒の制限つき。けっこうきつかったね(笑)。まあでも、気持ちいいすよ。暑いほうがいいです」
彼の動きを読んでボールが出て来る、という状況ではないが、攻撃面がのちのち改善されることを期待して、まずは走ることから始めている。
「いまはしょうがない。走りつづける。来たところにスプリントできるか、長い距離を戻れるか。それはもう高校でやってるから、走れることは走れる。頭を使うほうが難しいですよ、サッカーはね」
東京はあす7日、ユアテックスタジアム仙台でベガルタ仙台をJ1第10節を戦う。しかし大久保に、ホームで強い仙台――という苦手意識は皆無だった。
「このチームやたらそれ(相性)気にするからね。考えたことがない」
対して、気がつけば東京在籍歴が長い東慶悟は、
(残り 1685文字/全文: 2464文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ