昨季の悔しさを一撃に込める。【J3第5節 FC大阪戦 レビュー】(25.3.17)
2025明治安田生命J3リーグ第5節
2025年3月16日14時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 2,015人
栃木SC 1-0 FC大阪
(前半0-0、後半1-0)
得点者:70分 矢野貴章(栃木SC)
気温 7℃
湿度 90%
ピッチ 雨一時曇り
<スターティングメンバー>
GK 1 川田 修平
DF 3 大森 博
DF 2 平松 航
DF 25 岩﨑 博
MF 5 森 璃太
MF 11 青島 太一
MF 47 吉野 陽翔
MF 8 福森 健太
FW 7 棚橋 尭士
FW 9 菅原 龍之助
FW 10 五十嵐 太陽
控えメンバー
GK 27 丹野 研太
DF 22 高橋 秀典
DF 33 ラファエル
MF 44 揚石 琉生
FW 18 川名 連介
FW 19 庄司 朗
FW 29 矢野 貴章
FW 38 小堀 空
FW 80 オタボー ケネス

63分 五十嵐→オタボー
63分 菅原→矢野
63分 森→川名
74分 青島→揚石
90+1分 棚橋→小堀
▼奪ったボールを落ち着かせる
まず雨が大降りでなくてよかった。キックオフの14時頃には小雨になり、ほぼ止んだ。むしろボールを繋ぐのに最適なピッチだった。
序盤から相手のロングボールを封殺した。ロングボールが蹴り込まれる瞬間に素早くラインダウンし、頭を越えさせなかった。セカンドボールにはボランチ勢が準備し、ボールを落ち着かせ、相手がコンパクトに守る逆サイドのスペースに展開した。
「自分たちの時間をうまく作ることができれば優勢に進められるとピッチの中でも話していた」(青島)
相手の攻撃の起点を潰し続けるというミッションがほぼ完璧にこなされていた。
4-4-2でコンパクトに守備をしたい相手はボールへのアプローチスピードを高めようとハードワークしていたが、栃木SCが広くピッチを使うことで寸でのところで交わしていく。
14分の最初の決定機に至る過程もよかった。最終的に菅原のフィニッシュがGKにセーブされたシーンだ。
左サイドからやり直し、ボールはぐるっと右サイドへ。右CBの大森がボールを持ち出したとき、右ワイドの森が相手左SHと相手左SBの間に絶妙な中間ポジションを取る。森に対して、相手が左SHなのか左SBなのか、迷いが生じた刹那、森からボールを受けた青島が背後へボールを供給。棚橋がDFラインの背後へ抜け出し、最後は落ち着いて菅原にクロスを合わせたが、菅原のフィニッシュはGK正面に。決まっていれば流れも含めてパーフェクトなゴールだった。
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