「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

意志統一して、攻守に繋がり、激しく戦え。【J2第2節 モンテディオ山形戦 プレビュー&コラム】(24.3.2)

前節の開幕節はアウェイでファジアーノ岡山に0対3、惨敗だった。課題は山積だ。ここから劇的に変わらないと厳しい。今節はホーム開幕戦。昇格候補と目されるモンテディオ山形と一戦を交える。会場はカンセキスタジアムとちぎ。キックオフは3日(日)14時を予定する。

 

PICK UP ”前向きな”森俊貴に期待したい

 

▼とにかく意思統一、繋がりを持つこと

アウェイで迎えた開幕節岡山戦(●0-3)は惨敗だった。

記者や編集者の仲間から「栃木、かなり厳しいね」と確信を持って言われ続けた一週間だった。腹立たしくてしょうがないが、事実なので仕方がない。

その他の開幕カードを見渡したが、栃木がもっとも低パフォーマンスだったと言っていい。

迎える第2節、開幕節から劇的に変わらないと勝点を掴むのも難しい。今週のトレーニングを取材し、そのきっかけになる何かを見つけたかったが、正直、明白な変化はあまり感じなかった。

取材を通じてもっとも聞こえてきたのは、戦う、走るといった、当たり前にあるべき事象に加えて「繋がりを持たないといけない」という言葉だった。森俊貴がこう語っている。

「チームが繋がらないといけないと思います。開幕節も一人ひとりが戦う気持ちはあったと思うんですが、戦う土台まで行っていない。繋がっていないとボールを奪えないし、だから戦えない。意志統一して、全体で合わせていかないとボールは奪えないし、その上で、目の前の敵に絶対に負けないことを意識する。それを発揮できれば、もっと緊迫した試合にはなると思います」

はっきりと意志を統一し、攻守に繋がりを持って戦う。コンパクトな陣形をキープし、その中でバチバチと戦う。

前節岡山戦は、個々はどうにかしようとしていたが、全体が繋がりを欠き、前後左右が広がってしまった。そのなかで個々がどうにか抵抗したが難しく、相手に球際を外され、ボールを奪えなかった。良い守備ができなければ、自ずと良い攻撃には繋げられない。

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