「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

酷暑のタフなゲームは最後までもつれる可能性大。勝ち切れるか。【J2第24節 モンテディオ山形戦 プレビュー&コラム】  

前節はホームでいわてグルージャ盛岡と対峙し、前半早々に10人になりながら1対1で乗り切り、勝点1を獲得。新加入の根本凌にも2試合連続ゴールが生まれるなど好材料は少なくない。今節はアウェイ山形の地に乗り込むが、酷暑のタフなゲームが予想される。根本に3戦連発は来るか。6試合ぶりに勝ち切れるか。今節はNDソフトスタジアム山形にて19時にキックオフを迎える。

 

PICK UP 3-5-2はいかに機能するか?

 

▼好調根本のゴールを勝ちに繋げたい

天皇杯京都サンガ戦を含め、今季二度目の5連戦が始まる。

前節は前半早々にカルロス・グティエレスが退場となり、10人での戦いを余儀なくされたが、結果は11のドロー。数的不利ながら岩手との下位直接対決で勝点1を拾うゲームになった。

これで群馬戦(△0-0)、大分戦(△1-1)、岩手戦(△1-1)と3試合連続ドロー。一個勝つことができれば、順位も上がり、負けなしロードを継続となる。

大分戦から加入した根本は、まさに救世主のごとく2試合連続でゴールを掴み、チームに勝点を付けている。前半戦は内容は良くても勝点が付かない苦しさを味わうこともあったが、今は根本の一発によって少しでも前進できている。今度は、根本のゴールを勝ちに繋げたいところだ。

今節はDFリーダーのグティエレスが出場停止となり、3CBの中央に誰が入るのかがポイントの一つだ。前節は途中から左CBの大谷が中央を務めることになったが、数的不利になってからも大谷が冷静にDFラインを統率し、堅調な守備を構築する中心になれていた。

あるいは、小野寺は天皇杯岡山戦(〇1-0)でも横浜F・マリノス戦(〇2-0)でも3CBの中央を務めてチームに勝利をもたらしており、ここで抜擢される可能性はある。小野寺のことだ、古巣戦で迎えるチャンスで一発回答を狙っているだろう。

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