「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

勝てばクラブ史上初となるベスト8入り。現状のいい流れのままに掴み取れるか。【天皇杯ラウンド16(4回戦)アビスパ福岡戦 プレビュー】(23.8.1)

天皇杯ラウンド16(4回戦)、アビスパ福岡戦だ。昨年に続き、再びJ1勢とベスト8入りを懸けた戦いができるという喜び。負けたところで失うものなどない。勝てばクラブ史上初となるベスト8入りが叶う。リーグ戦はいい流れにあり、掴み取るならばここだ。試合は2日㈬19時からカンセキスタジアムとちぎでキックオフを迎える。

 

▼3回戦広島戦のような一体感を

昨年はこのラウンド16で京都サンガF.C.に1対2で敗戦した。後半アディショナルタイムに当時京都に在籍していたイスマイラに決勝ゴールを奪われて敗退した。今度はそのイスマイラが仲間になっている。バシッと決めてもらえればこの上ない。

いい流れで迎える天皇杯ラウンド164回戦)、アビスパ福岡戦だ。このいい流れ、3回戦のサンフレッチェ広島戦(〇2-0)から続くものだ。広島戦は90分間足を止めずにアグレッシブな戦いを貫いた。折り返した後半の54分に大島康樹がPKを奪い取って自ら決めて先制。その後も一歩も引かずにボールに食らいつき、ピンチでは全員が泥臭く身体を張って対応し、そうして後半アディショナルタイムにカウンターからボールを追い越していった西谷優希がダメ押しとなる2点目を奪い取った。

その後の26節大宮アルディージャ戦(△0-0)、27節清水エスパルス戦(△1-1)は勝ち切れなかったが、やはり90分間足を止めないアグレッシブさが光っていた。そして、そのままの流れで前節ヴァンフォーレ甲府戦(〇3-0)ではついに大勝劇に繋げた。

この福岡戦も栃木らしい一体感のあるアグレッシブな戦いになることが予想される。

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