PART2「5人交代枠を活かす補強はできているか?」【恒例企画 北関東番記者座談会】(22.12.28)
恒例企画 北関東番記者座談会
PART2 5人交代枠を活かす補強はできているか?
毎年年末の恒例、北関東3チーム番のライターによる座談会。先日終幕したカタールワールドカップでは5人交代枠をフルに活かした采配が目新しかった。J2の上位クラブも今オフの補強状況を見ると、ベンチにジョーカーを仕込んでいる様子だ。さあ、資金力で劣る北関東はどうする。
(座談会実施日 2022年12月22日)
【座談会参加者】
佐藤拓也(水戸)
デイリーホーリ−ホック
鈴木康浩(栃木)
栃木フットボールマガジン
伊藤寿学(ザスパ)
群馬サッカーNEWS Gマガ
▼上位に進出すればその後引き抜かれる、どうする…
伊藤 やっぱり熊本みたいにガーンと上がると、選手を獲られちゃう。
鈴木 あんまり目立ちすぎるとそうなっちゃう。
佐藤 J2はそれがあるからね。北九州もそうだし、琉球もそうだし、愛媛もそう。一度いい成績を挙げると、選手を獲られて積み上げが消えてしまう。
伊藤 そうだね。それらのチームは、みんなガーンと上がった後、ガーンと落ちている。
佐藤 この間、西村GMとも話したんだけど、それで生き残ってるのは水戸と金沢と山口ぐらいだねと。そこのマネジメントってすごく難しいから、来年の熊本はすごく注目しているという話をしていました。
鈴木 さすがに今年の熊本は抜かれ過ぎだと思う。主力の半分ぐらい抜かれています。メンバーを固定していたから、相当ダメージが大きい。
佐藤 メンバーを固定する戦い方がよかったのかどうか。水戸はリスクヘッジを考えて、固定しない戦いを選んでいるわけで。主力を引き抜かれてもチーム力を落とさないようにしないといけない。次の準備を常にしながら、戦っていました。でも、それで中位にとどまっている状況。熊本はメンバーを固定してプレーオフに進出したわけで、現段階でどっちがよかったかは分からない。
伊藤 難しいね。その辺。
佐藤 なので、来年の熊本は注目しています。
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