「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

2点目も匂わせるウノゼロは良い傾向。【J2第26節 ジェフユナイテッド千葉戦 レビュー】(22.7.11)

2022明治安田生命J2リーグ第26節

2022年7月10日18時キックオフ フクダ電子アリーナ

入場者数 4,914人

ジェフユナイテッド千葉 0-1 栃木SC

(前半0-1、後半0-0)

得点者:42分 植田啓太(栃木)

天候 晴
気温 27.9℃
湿度 61
ピッチ 良

<スターティングメンバー>

GK 1 川田 修平
DF 3 黒﨑 隼人
DF 35 鈴木 海音
DF 16 カルロス グティエレス
DF 15 大谷 尚輝
MF 17 山本 廉
MF 4 佐藤 祥
MF 7 西谷 優希
MF 30 福森 健太
FW 37 根本 凌
FW 23 植田 啓太
控えメンバー
GK 41 藤田 和輝
MF 10 森 俊貴
MF 14 谷内田 哲平
MF 18 大森 渚生
MF 24 神戸 康輔
FW 19 大島 康樹
FW 32 宮崎 鴻

46分 福森→森
64分 西谷→神戸
72分 山本→大森
72分 植田→大島
87分 根本→宮崎

 

▼ワンチャンスを活かして先制に成功

劣勢の時間が続いた42分だった。

左サイドからボールを受けた右CB鈴木が顔を上げた瞬間、右サイドの黒﨑がタッチライン沿いで足下で受けると見せかけ、踵を返すようにターンし、背後へ抜け出した。黒﨑の動きに虚を突かれた対面の千葉左SBの対応が一瞬遅れる。

「なかなかビルドアップがうまくいかない状況だったので、『1回背後を狙おうか』と(鈴木)海音と話し合っていたんです。その直後にあのシーンが訪れました」(黒﨑)

足下で受けるか、背後で受けるか――。二人だけの呼吸で背後を取れたシーンだった。そして黒﨑のクロスに対し、ゴール前に飛び込んだ植田が頭で押し込んだ。これまで再三クロスボールの潰れ役となっていた植田が、今度こそ主役となる先制ゴールを決め切った。

前節東京V戦でも右サイドの鈴木と黒﨑の関係性は良く、試合終盤にかけて再三チャンスを構築したが、ゴールには至らなかった。それが今節はワンチャンスである。これだからサッカーはわからない。ゴールは入るときは入る。

 

堅い試合展開を予想したが、前半の大半はバタバタと不安定な展開だった。いつ千葉に先制されてもおかしくなかった。

(残り 3609文字/全文: 4500文字)

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