「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

今度こそ”勝ち切るための精度”を発揮し、4試合ぶり勝利を。【J2第5節 いわてグルージャ盛岡戦 プレビュー&コラム】

前節はホームで大宮に1対1。試合終盤は押し込んだが逆転ゴールは生まれず。一方、3試合連続でリスタートから失点しており、また、3試合連続で先手を奪われているだけに、ここで悪しき流れを食い止め、4試合ぶり勝利といきたい。今節は北上運動公園北上陸上競技場にて14時にキックオフを迎える。

 

PICK UP 強くなりつつある天才肌

 

▼グルージャの強みは

大変な試合になった。

まず17日深夜に東日本を襲った地震により岩手行きの東北新幹線が一部で脱線。復旧のめどは立たず、チームはバス移動で岩手に向かうことになった。

そして降雪。本日岩手に向かうチームバスは高速道路の通行止めに遭っていないか心配だ。現地情報では昨日から20cm以上の積雪があったとのこと。北上のスタジアムでは高校生らボランティアや関係者の皆さんが除雪作業を急ピッチで進めている。

さらに、19日時点でグルージャの秋田豊監督を含むチームスタッフ4名、トップチームの選手4名が新型コロナウイルスの陽性判定となり、今節の試合に帯同できなくなった。

栃木は開幕前のコロナ感染によって苦労したが、選手たちが相当な危機意識を持って臨んだ開幕節秋田戦は見事に10で勝利した。全員に必死さが見えた。ゆえに今節、グルージャの選手たちも必死だろう。

ふわっと試合に入らないようにしたい。早々の失点や、先にリスタートから失点するような展開は避けたい。3試合連続で先に失点しており、結果3戦勝利なし。先手を取られると苦しくなる。

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