”受け身”が招いた逆転負け。後半立ち上がり15分に何が起きたか?【J2第20節 東京ヴェルディ戦レビュー】(21.6.27)
2021明治安田生命J2リーグ第20節
2021年6月26日18時キックオフ 味の素スタジアム
入場者数 4,740人
東京ヴェルディ 2-1 栃木SC
(前半1-0、後半0-2)
得点者:16分 畑潤基(栃木)、58分 山下諒也(東京V)、63分 オウンゴール
天候 曇り
気温 25℃
湿度 64%
ピッチ 良
<スターティングメンバー>
GK 1 川田 修平
DF 19 大島 康樹
DF 5 柳 育崇
DF 20 三國 ケネディエブス
MF 16 菊池 大介
MF 14 西谷 優希
MF 25 佐藤 祥
MF 10 森 俊貴
FW 32 畑 潤基
FW 29 矢野 貴章
FW 11 ジュニーニョ
控えメンバー
GK 15 岡 大生
DF 22 小野寺 健也
DF 26 面矢 行斗
MF 2 吉田 将也
MF 37 上田 康太
MF 41 松本 凪生
FW 34 有馬 幸太郎

59分 畑→吉田
66分 菊池→面矢
66分 西谷→松本
66分 ジュニーニョ→上田
85分 佐藤→小野寺
▼ヴェルディを欺いた前半の堅守
前半と後半でガラリと展開が変わってしまった試合だ。
後半になって立ち位置を変えてきたヴェルディに対して、対応しきれずに2失点して敗れた。問題が起きていたのは後半の立ち上がりからおよそ15分間。”受け身”の守備が招いた逆転負けだった。
前半は栃木が獲り、後半はヴェルディが獲ったという試合だ。
前半はヴェルディをうまく欺けていた。敵将・永井監督が話している。
「我々が想定していた栃木のプレスと少し違った」
おそらくヴェルディが想定した狙いは、栃木が前掛かりに来たときのサイドバックの背後のスペースだろうが、栃木があらかじめ埋めていた。
栃木のサイドバックが前に掛からず、相手ウィングに張り付くようにマークについていた。この守り方で前から圧力をかけるには、フォワードのスイッチに対してサイドハーフが相手センターバックから相手サイドバックへと二度追いすればいい。運動量が求められるのがサイドハーフなのかサイドバックなのかという違いがあるだけだ。
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