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【フットボール・ブレス・ユー】第73回 hungry?(25.2.14)

第73回 hungry?

2025シーズンの開幕が迫るなか、少し前の話から始めたい。

沖縄キャンプのとき、城福浩監督と昨季の優秀監督賞について話す機会があった。監督のほうから出た話題ではない。僕が考えを訊きたく思い、話を振った。

優秀監督賞はJリーグの監督、選手の投票により選出される。1位はサンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督(121票)。2位にヴィッセル神戸の吉田孝行監督(61票)、3位に城福監督(44票)となり、以下、4位にアルビレックス新潟の松橋力蔵監督(29票)※現FC東京監督、5位にFC町田ゼルビアの黒田剛監督(16票)と続いた。

率直に言って、僕は城福監督が選ばれることを望んでいた。J1の経験値が最も低く、最も小さなバジェットのチームを6位に導いた手腕は非凡。ほかの誰よりも難しい、優れた仕事をしたはずだと見ていた。僕の接するメディア関係者もまた「今季のJ1で一番の監督は城福さんだよ」と口々に言った。

その一方、当の本人は賞を授与されることは監督業の本質から外れ、そこまで価値を置いていないだろうという思いもあった。

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