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【マッチレポート】J2-40[A] ジュビロ磐田戦『まさに痛み分け』(23.10.29)

2023年10月28日(土)
J2第40節 ジュビロ磐田 vs 東京ヴェルディ
14:03キックオフ ヤマハスタジアム
[入場者数]13,269人 [天候]晴、弱風、気温22.9℃、湿度36%

磐田 1‐1 東京V
前半:0‐0
後半:1‐1
[得点]
0‐1 林尚輝(51分)
1‐1 上原力也(69分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF6   宮原和也
DF13 林尚輝(88分 山越)
DF3   谷口栄斗
DF26 加藤蓮(65分 綱島)
MF47 中原輝
MF25 稲見哲行
MF7   森田晃樹(88分 梶川)
MF8   齋藤功佑(57分 平)
FW29 河村慶人(57分 山田)
FW39 染野唯月
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF2深澤大輝、5平智広、16山越康平。MF4梶川諒太、23綱島悠斗。FW27山田剛綺)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■疾風のごときカウンターアタック

ジュビロ磐田のコーナーキック、中原輝の前にボールがこぼれ、東京ヴェルディの超ロングカウンターが発動した。

中原がドリブルを開始し、いち早く反応したのが齋藤功佑と林尚輝だ。そのとき林には、持ち場を空けていいのかという思いが頭をかすめたが、足の回転は止まらない。

スピードに乗り、首を振りながらボールを運ぶ中原。右から林、左から齋藤が走ってくる。中原のチョイスは左だ。齋藤はワンタッチでグラウンダーのクロスを折り返し、中原が右足をちょんと合わせる。三浦龍輝のセービングに阻まれたが、右から詰めていた林が押し込んだ。

「前にスペースがあって、ドリブルのコース取りを意識しながらうまくシュートまでいけましたね。自分のところで決められればよかったですが、尚輝がしっかり詰めてくれた」(中原)

「仕留めるチャンスだったので、オトリでもいいから走り切ろうと。一発目のボールが自分のところにくるかなと思っていましたが、こなかったのでこぼれ球に詰める動きを意識しました。シュートをふかしかけたんですけど、入ってくれてよかったです」(林)

51分、先制したのは東京V。見上げれば、雲ひとつない秋の青空が広がっている。僕は、抜けるような――と形容される意味がいまいちよくわからんと思ってきたが、このとき初めてそれを実感した。

他方、1時間早く開始された清水エスパルスとロアッソ熊本の一戦は、清水が1‐3で敗れていた。つまり、この時点で東京Vは清水と磐田をまくって2位に手をかけていたことになる。

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