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【マッチレポート】J2-30[A] ブラウブリッツ秋田戦『最後の7分間』(23.8.14)

2023年8月13日(日)
J2第30節 ブラウブリッツ秋田 vs 東京ヴェルディ
18:03キックオフ ソユースタジアム
[入場者数]3,071人 [天候]晴、弱風、気温31.9℃、湿度63%

秋田 0‐1 東京V
前半:0‐0
後半:0‐1
[得点]
0‐1 佐川洸介(90+4分)A北島祐二4
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK1   マテウス
DF6   宮原和也
DF15 千田海人
DF5   平智広
DF24 奈良輪雄太(83分 山越)
MF47 中原輝(71分 綱島)
MF8   齋藤功佑(83分 北島)
MF7   森田晃樹
MF25 稲見哲行
MF26 加藤蓮(71分 山田)
FW39 染野唯月(89分 佐川)
(ベンチメンバー:GK41飯田雅浩。DF16山越康平。MF20北島祐二、23綱島悠斗、28楠大樹。FW27山田剛綺、30佐川洸介)

監督 城福浩

試合データなど(東京ヴェルデ オフィシャルサイト)

■人を代えずに事態を好転させる

ハーフタイムを終え、稲見哲行を先頭に東京ヴェルディの選手たちが出てきた。双眼鏡を覗き、ひとりずつ背番号を確認する。前半とまったく同じメンバーだ。僕は意外に思った。

苦しいファーストハーフだった。

ビルドアップの出口をうまくつくれず、キーポイントのひとつだったセカンドボールの拾い合いはブラウブリッツ秋田の出足の鋭さ、球際の強さに競り負けることが多かった。また、ロングボールからゴール前でスクランブルを起こそうとする攻撃や、ボックスに入った選手にパスを差し込まれ、危険な場面をつくられている。

35分の被決定機は奈良輪雄太と千田海人が身体を投げ出して難を逃れた。しかし、ああいったトライの回数を増やされれば、そのうちタイミングが合う可能性があり、不運なディフレクトがないとも限らない。秋田がよく鍛えられたチームなのはいまさら言うまでもなく、特にボックスでのワンタッチプレーは相当トレーニングを重ねているのが見て取れた。

一方、東京Vのシュートは1本。40分、染野唯月のクロスに、ニアに走り込んだ加藤蓮が合わせた場面のみである。

城福浩監督は動いてもおかしくない状況で動かなかった。人を代えずに事態を好転させるほうを選んだ。そこには明確な理由と狙いがあるはずだった。

「秋田さんの圧力は非常に強かった。ビルドアップの際はどこで相手の中盤を食いつかせるかという準備して入ったものの、前半はうまくいかなかったです。ハーフタイム、そこをしっかりと確認すれば、必ず自分たちがボールを持てると考えていました。継続性を重視したということです」(城福浩監督)

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