「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】天皇杯-3 FC東京戦のポイント(23.7.12)

経験豊富な加藤弘堅のピッチ上のかじ取りに注目が集まる。

経験豊富な加藤弘堅のピッチ上のかじ取りに注目が集まる。

天皇杯3回戦、東京ヴェルディはFC東京と19時から味の素スタジアムで対戦する。12年ぶりの東京ダービーだ。互いのプライドがぶつかり合い、火花を散らす一戦。東京Vはいかにして宿敵を打ち破るのか

■東京は緑だ

「ダービーはサポーターのために戦うもの。自分はそう捉えていますね。互いの意地と意地がぶつかり合うゲーム。そこで、勝ち以外は受け入れない姿勢を見せなければならない。東京は緑だ。それを証明するゲームにしたいです」

加藤弘堅はそう言って、流れる汗を手でぬぐった。過去、京都サンガF.C.で京阪ダービーを、ザスパクサツ群馬で北関東ダービーを、ギラヴァンツ北九州で福岡ダービーを経験している。

9日のJ2第25節FC町田ゼルビア戦(2‐2△)は、サポーターとの一体感がゲームの流れに大きな影響を及ぼしたというのが加藤弘の見方だ。

「町田のホームゲームなのにヴェルディのサポーターが圧倒し、ソメ(染野唯月)が1点取ったあと、さあいけという雰囲気をつくってくれた。選手には、スタジアムの空気によって勝手に湧き出てくるアドレナリンがあるんですよ。新たに引き出されるパワーが確実にある。あれはサポーターの力で同点まで持っていったゲームだったと思います」

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