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【マッチレポート】J2-5[H] FC町田ゼルビア戦『激闘、東京クラシック』(22.3.21)

2022年3月20日(日)
J2第5節 東京ヴェルディ vs FC町田ゼルビア
14:03キックオフ 味の素スタジアム
[入場者数]4,692人 [天候]晴のち曇、弱風、気温14.0℃、湿度31%

東京V 2‐1 町田
前半:1‐0
後半:1‐1
[得点]
1‐0 杉本竜士(36分)A梶川諒太2
2‐0 杉本竜士(60分)
2‐1 オウンゴール(74分)
※A=アシスト、及び今季の通算数。東京Vのみカウント。

●東京Vスターティングメンバー
GK31 高木和徹
DF16 山越康平
DF15 馬場晴也
DF23 谷口栄斗
MF14 石浦大雅(75分 森田)
MF6   山本理仁
MF4   梶川諒太
MF26 加藤蓮(75分 山口)
FW19 小池純輝(88分 V・バイロン)
FW10 新井瑞希(88分 阿野)
FW9   杉本竜士(62分 佐藤凌)
(ベンチメンバー:GK21長沢祐弥。DF3ンドカ・ボニフェイス、28山口竜弥。MF7森田晃樹、18バスケス・バイロン、20阿野真拓。FW27佐藤凌我)

監督 堀孝史

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■2得点を叩き出した杉本竜士

開始3分、FC町田ゼルビアがいきなり決定的なチャンスをつくる。太田修介が馬場晴也と競り合いながら前に出て、右足のアウトで絶妙なクロス。フリーで走り込んだ鄭大世のシュートはゴール右に外れた。

東京ヴェルディの最初のチャンスは11分だった。山越康平の蹴った対角のロングパスを杉本竜士がワンタッチで落とし、梶川諒太から新井瑞希にパスが通る。新井が左足で放ったシュートは福井光輝に防がれた。

ゲーム序盤、双方に決定機が一度ずつ。だが、互角と見るのは難しく、戦況は明らかに町田が押していた。前に人数をかけて押し込んでくる町田に対し、東京Vはボールを落ち着かせるのが精一杯でそこから先がない。

25分、町田は細かいパスワークで中央突破。鄭大世が左足を振るが、高木和徹がシュートストップ。30分、平河悠がドリブルで抜け出そうとしたところ、スピードに乗る前に梶川諒太が身体を差し込んで止めた。清水勇人主審は梶川にイエローカードを示す。

「できればイエローなしで止めたかったですが、相手はショートカウンターも強いチーム。あの場面は覚悟していった」(梶川)

一気に縦にボールを運ばれればピンチに発展していた公算が高く、未然に防いだ梶川の好判断だ。だが、イエローと引き換えにしなければならないほどの守備を中盤で強いられていることが、東京Vの苦しさを如実に表していた。

このカードが東京クラシックと銘打たれるようになって15度目の対戦(戦績は東京Vの4勝4分6敗)。これほどの差を感じたのは初めてのことである。

32分、東京Vに直接フリーキックのチャンスが訪れ、町田のゴールマウスに立つ福井から「集中しろ! 1本目だぞ!」の指示が飛ぶ。その声を聞き、ここにきてやっと最初のセットプレーかと僕は知った。

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