「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】連載『中根玄暉 新米サッカーコーチの日常』〈2〉(20.5.3)

宇宙初公開、中根玄暉の自室。日々、ここで国内外のゲームの分析を行っている。

本邦初公開、中根玄暉の自室。日々、ここで国内外のゲームの分析を行っている。

■ゴールキーパーを知り、正しい鼻血の止め方を知る

4月14日(火)
本格的にチームが活動を自粛してから1週間。無くなったグラウンドに立つ日常。疲労感、充実感、明日を迎えることへの楽しみ、緊張、不安、興奮、どれも皆無。選手はどんな日々を過ごしているのか。突如失われた大好きなフットボールの時間。選手の心情を想像すると胸が痛む。日本中が、世界中が苦しんでいる今。一刻も早く日常が戻ることを祈りつつ、自分と向き合い、先の見えない日々をどうデザインしようか。

4月17日(金)
最近、DAZNで10年前、20年前の過去の試合が放送されている。一世を風靡した選手のプレーを観るのが面白い。今日は2010年に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準決勝第1戦、インテル対バルセロナを視聴。今なお変わらない両指揮官の試合中の立ち振る舞い、サポーターの熱量、サッカー人なら誰もがピッチで聴くことを夢見る試合前のアンセム。
10年経っても変わらないものが見えつつ、サッカーそのものを現代と見比べると違って見える。現代サッカーの守備戦術が進化していること、サッカーが前に進んでいることが見て取れる。それにしてもカンビアッソの攻守の運動量が凄い。サネッティがシンプルに男前すぎて惚れる。とにかくかっこいい。サネッティを知らない女性の方は、サネッティの顔は「サネッティ」と検索すると、顔が見れます。残念ながら、すでに現役を引退していますが。
なお、東京ヴェルディ所属のイケメンJリーガー井上潮音選手とは系統が違います。

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