「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【対談】えのきど・海江田の『踊るアルキバンカーダ!』番外編 その1(20.4.7)

えのきど・海江田の『踊るアルキバンカーダ!』番外編 その1

 

『タグマ!サッカーパック』の読者限定オリジナルコンテンツ、アルビレックス新潟を応援するえのきどいちろうさん(コラムニスト)との『踊るアルキバンカーダ!』。今回は番外編として対談企画をお届けします。
新型コロナウイルスの感染拡大により、Jリーグの中断は予想以上の長期に及ぶことに。はたして、2020シーズンはどうなってしまうのか。この非常時に際し、スポーツは何を起こせるのか。用心するに越したことはないと、電話での対談となった。

 

■アルビレックス新潟は開幕戦を快勝

海江田「今季、せっかく新潟はいいスタートを切ったのに。J3から上がってきたザスパクサツ群馬のホームに乗り込んで、3発快勝。80分を過ぎてから、ドン、ドン、ドンッと群馬をぺしゃんこにしました」

えのきど「アルビサポの何人かは、冗談まじりにもうこれで今季は昇格だなあと」

海江田「開幕戦はノーカンでしょ(東京ヴェルディは徳島ヴォルティスに0‐3の負け。21位タイ)。だいたい、いつの話ですか。ほとんどの人は忘れてますって」

えのきど「いやいやいや」

海江田「あってないようなもの」

えのきど「まさかの第1節で決着というね」

海江田「新任の玉乃淳ゼネラルマネージャーの仕事ぶりを聞きたかったんですが、まだ実体は見えてこないか」

えのきど「わからないですね。僕は正田醤油スタジアムで見かけて、挨拶をした程度。すごくうれしそうにしていました。さあ、いよいよ開幕だ、始まるぞ、という晴れやかな顔」

海江田「そのときはここでぶった切られるとは思ってなかったでしょう。現在、世界を震撼させている新型コロナウイルスですが、発生当初はそこまでコワモテな印象ではなかった。僕の身の回りでは、2月11日に予定されていたファンイベントの『VERDY FAMILY FES.2020inよみうりランド』が中止になったのが最初のインパクト。2月初旬の時期はそこまでしなければならぬのかと思ったものですが、判断は正しかった」

えのきど「正しかったですね」

海江田「コロナ、シンコロのようなかわいらしい呼ばれ方とは打って変わり、いまでは映画史屈指の殺し屋、コーエン兄弟の『ノーカントリー』に出てくるアントン・シガーみたいに見えています。あな恐ろしや。国全体ではもっと早く手を打ってもよかったくらいだったんだと」

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