【無料記事】【新東京書簡】第六十九信『まだまだ終わらぬ、リーグ中断』後藤(20.3.18)
第六十九信 まだまだ終わらぬ、リーグ中断
■朝風呂サイコー
ゆうべは田嶋幸三JFA会長の感染が発覚して世間的にも大きなニュースになった。日付変わって本日はオーストラリアが海外渡航を全面的に禁止すると発表。これではACLのスケジュールがどうなるかもわからない。
4月3日にJリーグを再開するかどうかはこのあとの一週間で決まりそうな雲行きだけど、各国が鎖国状態でまずは国内リーグを進めようということになるのかもしれないね。はっきりしたことは誰にもわからない。
ならば、慌てず騒がずのんびり風呂にでも入りましょうよといきたいところ。海江田さんは銭湯に通い始めてからサウナへ、という流れみたいだけど、こちらは逆。サウナから銭湯、またはスーパー銭湯だ。というのも、目的が最初は時間つぶしだったから。移動先でネットカフェに入り、ゴロ寝したりシャワーを浴びたり。そのうち「サウナに入ればいいじゃん」と知恵がついてくる。
で、夜行バスで朝入りする機会が増えて、朝イチから空いてる風呂屋はないかなと探すようになり、いまでは東京ではなく都外に出たときに行くところ=銭湯という公式に。夜行バスが目的地に着く頃には、肉体的にけっこうダメージがあるからね。風呂で癒やさないとやってられないっすよ。
もうひとつやっているタグマ!『ぎふマガ!』の取材で岐阜県に行くときには名古屋に夜行バスで入る。J2の試合を取材するときも、たとえば愛媛に行くときは夜行バスだ。J1ではあまりバスを使う機会がないかというと、そうともかぎらない。
昨年、大分にでかけたときは、飛行機代が高くて大阪まで新幹線で移動してから夜行バスに乗って試合当日の朝大分駅付近に着くという旅程になった。駅前のスーパー銭湯に入れそうだと思い期待して行ったら、まだ開いていなくてね。少し歩いて大きなホテル内にあるスーパー銭湯に入った。まあとにかく、おれにとっての旅は夜行バスと風呂なんだ。
東京にいるときも銭湯に行きたい気持ちがないわけではないよ。『孤独のグルメ』原作者の久住昌之さんによる銭湯エッセイ『昼のセント酒』がドラマ化されたときには、その紹介本の編集をしたおかげで東京の銭湯についてだいぶ知識が詰め込まれたし。まあ、いまとなってはほとんど忘れてて、覚えているのは朝からやってる上野御徒町の『燕湯』くらいしか記憶にないけど。
やっぱり風呂は朝だな。朝風呂サイコー!