「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐31[H] レノファ山口FC戦のポイント(19.9.8)

問題の解決には、近藤直也の豊かな経験が頼りになる。

問題の解決には、近藤直也の豊かな経験が頼りになる。

J2第31節、12位の東京ヴェルディ(勝点41/10勝11分9敗 得失点-3)は、15位のレノファ山口FC(勝点33/9勝6分15敗 得失点-10)と、16時から味の素フィールド西が丘で対戦する。雨の西が丘、攻守ともにアグレッシブな姿勢で打ち合いを制したい。

■試行錯誤の真っ最中

前節、V・ファーレン長崎にボールの握り合いで負け、パスを回され放題だったゲームを踏まえ、永井秀樹監督は最終ラインの高さについて言及している。

「目指すのは、ラインを高く保つコンパクトなディフェンス。ラインの深さは自分が監督になって一番気になり、改善したいと考えている部分です。ただ、シーズン中に手をつけるのは難しさがあってね。ひとつ間違えると全体に大きな影響が出る」

そこには、昨季まで東京ヴェルディを率い、堅固なディフェンス組織を構築したロティーナ監督の影響が見え隠れする。たとえ押し込まれようと、中をしっかりと固め、最後は守り切る。チームはそうして粘り強く勝点を重ねていった。

「リーガで豊富な実績を持つロティーナさんは間違いなく名将ですよ。ただ、あのやり方は戦力差のあるバルサやレアル・マドリーからどうにかして勝点を取るために苦心して編み出されたもの。一方、自分たちは主導権を持てるサッカーを実現し、J1に戻ろうとしている。両者にチームづくりの哲学や戦術面で違いが出てくるのは当然でしょう。もちろん守備のやり方は参考にさせてもらい、そのおかげで勝点3を取れた水戸戦(第29節、2‐1○)のようなゲームもあった」

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