【マッチレポート】J2-30[A] V・ファーレン長崎戦『にっちもさっちも』(19.9.1)
2019年8月31日(土)
J2第30節 V・ファーレン長崎 vs 東京ヴェルディ
18:04キックオフ トランスコスモススタジアム長崎
[入場者数]9,037人 [天候]曇、弱風、気温23.0℃、湿度81%
長崎 2‐1 東京V
前半:1‐1
後半:1‐0
[得点]
0‐1 新井瑞希(6分)
1‐1 玉田圭司(27分)
2‐1 角田誠(70分)
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF31 クレビーニョ(66分 永田)
DF3 近藤直也
DF8 内田達也
DF24 奈良輪雄太
MF38 梶川諒太
MF20 山本理仁
MF16 森田晃樹
FW19 小池純輝(84分 井上)
FW10 レアンドロ
FW13 新井瑞希(39分 河野)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF2若狭大志、22永田拓也。MF6井上潮音、33河野広貴。FW30ヴァウメルソン、50カン・スイル)
監督 永井秀樹
■河野広貴は掛け値なしの奮闘ぶり
ハーフタイムを終え、両チームの選手たちがピッチに続々と現れる。いつものように西形浩和フィジカルコーチはベンチの前にマーカーを置き、河野広貴が出てくるのを待ち構えていた。
「少し休むと関節が固まることがあるんでね。特に広貴は、以前足首を痛めてますから。後半に向けて、動きが少しでもよくなるようにやっています」(西形フィジコ)
アジリティ系のショートトレーニングを指示された河野は、脚をシャカシャカ動かしたのち、ピッチの中央に駆けていった。西形フィジコはマーカーを拾い上げ、さっさと撤収する。ただ、それだけのことだ。
やったからゴールが決まるとか、ゲームに勝てるといったものではない。リーグ戦を戦うということ、チームをつくっていく工程は、一つひとつは取るに足らない小さなことの積み重ねである。
1-1。ゲームは東京ヴェルディの劣勢だった。6分、山本理仁のサイドチェンジから移籍後初出場の新井瑞希がドリブルを仕掛け、幸先よく先制点をゲット。しかし、27分、バイタルエリアでフリーの大竹洋平にパスを通され、一度は攻撃を防いだが、こぼれ球を拾った玉田圭司にミドルシュートを叩き込まれる。ワールドカップでもゴールを決めた名手の左足である。あれくらいの時間と空間を与えれば、仕方なしと思えた。
問題は、イーブンとなってから先の展開だ。
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