【トピックス】検証ルポ『2018シーズン 緑の轍』第五章 乖離(18.12.28)
第五章 乖離
■ロティーナ監督の賭け
12月8日、J1参入プレーオフ決定戦。東京ヴェルディはジュビロ磐田のホーム、ヤマハスタジアムに乗り込む。試合前のロッカールーム、ロティーナ監督は選手たちに向かってこう語りかけた。
「自分にとって大切な人を、2、3人思い浮かべてほしい。スタジアムに呼ぶことができた人、それが叶わなかった人もいるだろう。ただ、その人たちが自分のすぐそばにいると感じるんだ。彼らは君たちのことを誇りに思っているよ。今日のゲームを楽しもう」
J1まであと1勝――。ある者にとっては悲願であり、またある者にとっては通過点に過ぎないが、ここに至って奮い立たない選手はひとりもいない。1年間、サポーターの後押しを受け、チーム全員で取り組んできた目標が、手を伸ばせば届くところにあった。
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