「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【無料記事】【トピックス】『雪辱の夏』7月15日(日) J2第23節 レノファ山口FC戦 18:00 味の素スタジアム(18.7.13)

★短期集中連載『ロティーナ、ワールドカップを語る』(8)
今回のテーマ=ベスト4の戦い、決勝の見どころ
「今大会のチームで、私が最も好ましく感じたのはベルギーでした。とてもよいサッカーをしていましたが、フランスとの準決勝は相手のポテンシャルのほうが上でしたね。▼決勝もフランスの優位は動かないと考えます。ただし、クロアチアを過小評価すべきではありません。彼らはファイナル進出にふさわしいチームです。両者は決戦を前にし、エモーションが最高潮に高まっているでしょう。そこで、もし目標を達せられなかったとき、ダメージが大きいのはどちらか。クロアチアはすでに周囲の予想を上回る成果を残しています。フランスに負けたところで、特に問題はない。一方、フランスは優勝を逃すことがあれば、失敗の印象を残すことになります。どちらがより強いプレッシャーを受けるかは自明です。▼フランスの中盤を支えるポール・ポグバ、エンゴロ・カンテのコンビは強力です。ですが、クロアチアのストロングもまたそこにあるんですよ。いかにボールを持つか、中盤のクオリティにかけてはフランスに引けを取らないどころか、優勢に立つことも考えられます。ここの争いはとても面白く、美しいプレーが繰り広げられるだろうと胸が躍りますね」

●ランド地獄耳●
▼近頃、人知れず髪を伸ばそうとしている澤井直人。「髪型でもちょっと特徴を出そうかと思って」と照れ笑いだが、その目はマジだ。一部では、最終形態はセネガルのアリウ・シセ監督のドレッドヘアではないかとまことしやかに語られており、SBGの直撃取材を受けた澤井は「真っ赤なウソです!」と全面否定。変化を求めながら、ついつい置きにいくボールを投げてしまうのが澤井の澤井たる所以。どうせやるなら大胆に。Born To Be Wild.
▼見上げるような巨漢選手に対しても怯むことなく、ぶち当たっていく渡辺皓太の勇ましさ、身体の強さは圧巻だ。ところが、先日のファジアーノ岡山戦、意外な弱点が露見した。メディア対応の際、そばにいたコオロギがジャンプすると大パニック。持ち前のクイックネスを駆使し、右へ左へと逃げ惑った。後日、渡辺は遠い目をしながら「僕はすぐそこの森で育ったんですが、高校、いや中学の途中から虫をまったく受け付けなくなった」と告白。ワースト3を挙げてもらったところ、「セミが第3位。2位はバッタ。1位は……やっぱりセミ。3位は 蚊」。そうか、セミはそんなにダメか。ミーンミンミンミン。これから夏本番。

 

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