【マッチレポート】J2-21[A] カマタマーレ讃岐戦『成熟への過程にあるもの』(18.7.1)
2018年6月30日(土)
J2第21節 カマタマーレ讃岐 vs 東京ヴェルディ
18:03キックオフ Pikaraスタジアム
[入場者数]2,860人 [天候]曇、無風、気温26.6℃、湿度81%
讃岐 3‐1 東京V
前半:2‐1
後半:1‐0
[得点]
0-1 林陵平(3分)
1-1 原一樹(21分)
2-1 永田亮太(29分)
3-1 原一樹(63分)
●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF3 井林章
DF4 畠中槙之輔
DF5 平智広
DF24 奈良輪雄太
MF8 内田達也
MF33 渡辺皓太
MF38 梶川諒太
FW29 森俊介(49分 アラン)
FW16 佐藤優平(65分 藤本)
FW11 林陵平(65分 ドウグラス)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF23田村直也。MF17李栄直、20井上潮音。FW7アラン・ピニェイロ、9ドウグラス・ヴィエイラ、35藤本寛也)
監督 ロティーナ
■立ち上がりのパフォーマンスは良
渡辺皓太がドリブルでボールを運び、林陵平とワンツー。そこに佐藤優平が絡み、ボールは再び林陵平へ。ボックス内の密集地帯、落ち着いてコントロールし、相手をひらりかわして左足を振り抜く。地をはうシュートが、ネットを突き上げた。
「自分の形に持っていければ決められる自信はあった。パスの選択肢はなく、最後、どうやって左足で持つか、ですね。日頃のトレーニングとこれまでのプロ生活を通じて、その形は持っていますから。一度右へいくフェイントを入れて相手をかわし、キーパーが空けているニアのコースにグラウンダーのシュートを打てた」(林陵平)
こうして、東京ヴェルディはカマタマーレ讃岐から先制点を奪う。開始から、わずか3分の出来事だった。
日々、ワールドカップで世界トップレベルの妙技を堪能しているが、見慣れた緑のシャツの選手がゴールを決め、無邪気に喜んでいるのを見るのはサイコーだなあと僕はのんきに思った。カテゴリー、種別を問わず、それが自分の特別になったとき、別口のサッカーは太刀打ちできなくなる。そこで味わう苦みもまた比べものにならないと実感させられようとは、このときは知る由もない。
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