「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-28[H] ツエーゲン金沢戦に向けて ~冨樫監督、北脇、船山、鈴木~(2016/08/10)

「最終ラインとの連携を高めたい」と語る船山祐二。

「最終ラインとボランチの間に生じるギャップをなくしたい」と語る船山祐二。

8月11日のJ2第28節、ツエーゲン金沢戦に向けて、冨樫剛一監督、北脇健慈、船山祐二、鈴木椋大は次のように話した。

MF13 船山祐二
――船山選手がディフェンス面で効いているところは随所で見られます。前節の京都サンガF.C.戦をどう振り返りますか?
「相手を後ろ向きにしてボールを取り切るのは何度かできていましたけど、それより京都戦はつなぎのところでミスが多かった。特にボールを奪った直後のパスは気をつけなければいけないのに、そこでミスがあったのは反省点。中盤の底は、ノーミスでやり切って初めて評価されるポジションですからね。一つひとつのプレーに、プロ意識と責任を持ってやりたい」

――京都戦のハーフタイム、冨樫監督は「守るときにずるずる下がるな」と指示しています。攻守のつなぎ役として、バランスの取り方が難しいのでは?
「守るとき、どうしても全体が引いてしまうところがある。最終ラインとボランチの間に生じるギャップは問題だと思います。自分の位置では引かないで止めるように対処していますが、たまに相手と入れ替わられることもある。そこで後ろと距離があると一気に危険な状況になりますよね。ボールを奪えたとしても深い位置からでは攻撃を仕掛けるのも時間がかかり、向こうが陣形を整えてしまいます。理想は、やはり高い位置でボールを奪っての速攻。そのほうが得点の可能性が高いですから」

――全体のコンパクトさを保ちつつ、最終ラインと連携を取って。
「そうですね。試合中、イバ(井林章)や平(智広)には声をかけているんですよ。もっと押し上げてくれと。そこは要求しつつ、後ろの事情も汲み取って連携を高めていければ」

――次節の金沢戦、相手のブロックを崩すためには?
「トップ下の選手をうまく使って、2列目から飛び出していく形を増やすこと。裏に抜ける動きは多ければ多いほどいい。その量と質が大事になると思います」

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