「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【監督・選手コメント】J2-18[A] ジェフユナイテッド千葉戦に向けて ~冨樫監督、平本、井上、鈴木(2016/06/10)

平本一樹。

「僕はこう見えてもいいヤツなんで」と平本一樹。

6月12日のJ2第18節、ジェフユナイテッド千葉戦に向けて、冨樫剛一監督、平本一樹、井上潮音、鈴木椋大は次のように話した。

FW25 平本一樹
――前節のFC岐阜戦は、第12節の松本山雅FC戦以来のスタメン出場でした。
「そうですね。個人的には消化不良の感が強い。ボランチから縦パスを受け、バイタルで仕掛けるプレーをイメージしていましたが、相手のボランチが思ったよりそこを締めてきた。下がってボールを受け、攻撃を展開する回数をもっと増やしたかった」

――ベンチ、あるいはベンチから外れることもあったのはコンディションの問題ですか?
「アピール不足。毎年、どこかのタイミングで訪れることで、実際自分でもそういったところには飽き飽きしますが、ふだんの練習でのアピールが足りずにメンバーからもれることがあった。自分が持っているものを100%出せばもれるはずがないんでね。アピール不足というよりほかないです」

――練習での表情を見ると、ストレスを募らせているのだろうかと。
「この年になると、サッカー以外の部分も求められるようになります。チームの雰囲気づくりであるとか。で、自分なりにクラブに対する思いがあり、みんなが気持ちよくプレーできるようにやってはきたんですが、面白くないんですよね。それで先週くらいかな。自分が活き活きプレーすることが、結果的には一番クラブのためになると吹っ切れた」

――そんな知られざる葛藤が。
「僕、こう見えても、いいヤツなんで」

――はあ。
「求められたことはできるだけやろうと」

――はあ。
「チームのことを言われすぎて、疲れちゃったのかな」

――はい。次は千葉戦です。相手はぐんぐん調子を上げています。
「次も試合に出られるかわかりませんが、岐阜よりは攻撃的なサッカーをやってくるでしょう。バイタルも多少は空いてくる。細かいところを気にせず、思いっ切りプレーできるような気がします」

――縦パスを受け、ドリブル、シュートをズドンと。
「ボールを入れてくれとボランチの選手に要求はしています。もっと近くに寄ってほしいんですが、そこは前に1枚は残したい最終ラインとの兼ね合いもあるので。ヴェルディは勝てるだろう相手に取りこぼし、強いチームには予想を裏切って結果を出す傾向がある。後者になれるように頑張りますよ」

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