「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐3[A]ロアッソ熊本戦のポイント with『熊本蹴球通信』(2016/03/13)

J2第3節、相手は2連勝と絶好のスタートを切ったロアッソ熊本だ。今回は、熊本蹴球通信(kumamoto football journal)の発行人である井芹貴志(いせり たかし)さんと情報交換をしつつ、ゲームのポイントを探ってみたい。

■ほんとに強いの?

――井芹さん、悪いけど意外だよ。ここで2連勝の熊本と対戦することになるとは思わなかった。
「開幕の松本山雅戦を1‐0で勝てたのが大きかったです。うわ、いきなり山雅が相手かと思ったんですけど、蓋を開けてみればJ2の頃に見たチームとは様相が異なっていた」

――反町さん、サッカーのスタイルを変えようとしているもんね。
「のようですね。清川監督は宮阪政樹あたりをかなり警戒していたんですが、まだ新しい試みが浸透し切っていなかったせいかチームの出来がいまいち振るわず。うちが特別良かったわけではないっすよ。結果的には早い時期に対戦できて助かった」

――2戦目、1‐0で勝った徳島ヴォルティス戦は?
「狙いがうまくはまった。中盤の選手を2名入れ替えたんですよ。髙柳一誠に代えて上原拓郎、岡本賢明に代えて中山雄登。監督の話によると、天候不順でピッチ状態が悪くなり、中盤の頭を越える蹴り合いになる可能性が考えられた。そこで運動量に長け、カウンターからチャンスを作れそうなメンバー構成にしたそうです。あのゲームは守備が良かった」

――開幕から、ウノゼロをふたつ重ねてきたのはシブい。
「失点ゼロはラッキーな部分もあります。昨季、守備の要だったGKシュミット・ダニエル、DFクォン・ハンジンが移籍し、その穴を埋め切れているかはまだわかりませんが、新加入のGK佐藤昭大、DF植田龍仁朗が予想した以上に効いている。全体が機能しているのはたしかです」

――なるほど。で、今回の対戦なんだけど、冨樫監督はサイドの攻防から勝機を見出す構え。あと2トップの平繁龍一と清武功暉のコンビネーションを警戒している。
「う~ん」

――えっ、その2トップじゃないの?
「たしかに2試合ともそのふたりがスタメンなんですが」

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