大宮花伝

横山知伸コーチが38歳で死去。昨夏、脳腫瘍再発、闘病中に【お知らせ】

 

後日にお別れの会を予定

大宮は1月11日、横山知伸U18フィジカルコーチ兼U18コーチが4日に38歳で死去したと発表した。葬儀は家族葬で執り行われ、後日お別れの会を予定。

東京都出身の横山コーチは帝京高校から早大に進学し、2008年に川崎へ入団。C大阪を経て14年に大宮へ加入して3シーズンでプレーした。その後は札幌、熊本、岐阜を渡り歩いた。J1通算162試合7得点、J2通算48試合3得点を記録している。現役引退後、札幌のアカデミーフィジカルコーチを務め、23年1月に大宮のトップチームのフィジカルコーチに就任。5月から現職に就いていた。

 

佐野秀彦社長のコメントは以下の通り。

大宮アルディージャは、とても大切なかけがえのない仲間を亡くしました。突然の訃報に接し、信じられない気持ちでおり、悲しみにたえません。
今夏、脳腫瘍の再発の診断されてから、必ずピッチに戻るという強い意志のもと、懸命に治療、リハビリに励んでまいりましたが、残念ながら帰らぬ人となり、無念でなりません。
トップチームの選手としてともに戦った2014-2016シーズンは、強固なディフェンス力と確かな技術、そして空中戦の強さを武器に、チームを多くの勝利に導く活躍をしてくれました。2015シーズンの「J2優勝 J1昇格」、2016シーズンの「J1最高順位」は彼の活躍なくては成し得なかったことでありました。ピッチを離れても持ち前の明るいキャラクターと細やかな気遣い、類稀なるコミュニケーション力でチームを、そしてクラブを明るく照らし続けてくれました。
2018年末に脳腫瘍を発症した際には、「必ず選手としてピッチに戻る」という強い意志を持って治療に向き合い、プロサッカー選手としてJリーグの舞台に戻ってきた姿は、我々をはじめ多くの方々に勇気と感動を届けてくれました。2019年2月9日、NACK5スタジアム大宮で大宮アルディージャサポーターがいち早く闘病中の横山選手へ送ってくれた励ましのチャント、そしてコールが彼の挑戦を後押ししてくれたと思っております。
2023シーズン、トップチームのフィジカルコーチとして7シーズンぶりにクラブへ戻ってきてからも、自身を成長させてくれたサッカー界へ恩返しすべく、これまでの経験をもとに選手の成長、チームの成長のために全てを大宮アルディージャへ費やしてくれました。
未来に向かい、ともに成長を続けていく仲間との早すぎる別れは、残念でなりません。クラブスタッフ一同、横山コーチの常に高みを目指し挑戦し続ける勇姿を心に刻み、意思を引き継ぎ精進してまいります。
ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

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