大宮花伝

クラブ設立25周年で前代未聞の“史上初”。相馬体制を継続も遠かった戦術の徹底【ゆく年を考察・上】

 

第14節からJ3降格圏へ

クラブ設立25周年に史上初めての出来事が起こった。それは“J3降格”−−。

とはいえ、大きな驚きはない。なぜならこれまでもJ3に片足を突っ込んでいたからで、なるべくしてなった印象だ。2020年は15位、21年は16位、22年は19位、そして23年は11勝6分25敗で勝ち点39の21位と毎年、最低順位を更新している。

今季はリーグでワーストタイの37得点、2番目に多い71失点と数字からもJ2残留は厳しかったことが浮かび上がる。また、順位は第14節からずっと降格圏で低迷。最終的にはJ3の結果に運命が託されたものの、希望は限りなく薄かった。

他力への願いもむなしくJ3降格が決まった。

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