大宮花伝

【無料記事】大宮VS福岡がキックオフ2時間前に中止。福岡選手に新型コロナ陽性の可能性。

森社長らが緊急会見

Jリーグは8月2日、この日にNACK5スタジアム大宮で開催予定だった大宮対福岡の試合が中止になったと発表した。午後7時のキックオフを控えてスターティングメンバーも発表された後のことで、サポーターもスタジアムに観戦に訪れるなどしていた。

Jリーグ公式検査の結果、福岡の選手1人が新型コロナウイルスの陽性の可能性が非常に高いとの判定を受け、キックオフ前までに濃厚接触者の特定ができないことが確認されたため、急きょ試合の中止が決まった。

同日、オンライン記者会見が行われ、村井満チェアマン、大宮の森正志社長、福岡の川森敬史社長が出席した。大宮に中止決定の連絡が入ったのは午後5時で、同時刻にサポーター入場が始まるところだった。クラブは即座に入場をストップし、状況を伝えるなどして対応。突然の事態を招いた新型コロナウイルスの影響について森社長は「非常に厳しいものだとあらためて実感した」と語った。

試合直前の判断に至った経緯を村井チェアマンが説明。8月1日のU-19日本代表合宿で町田のFW晴山岬に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで、7月31日に実施した公式検査の判定を急ぐよう要請していた。村井チェアマンは「検査スピードを上げている中で福岡の選手1名が判明した。夕刻のタイミングで(結果が)きた。可能性が高いのであれば見合わせようという次第」と話した。

通常のJリーグ公式検査は金曜日に検体を採取して、J2は火曜日に結果が出る。本来ならばJ2の選手らの結果は8月4日に判明する予定で「極めてイレギュラーな対応」(村井チェアマン)によって前倒しとなった。また、今回の件などを踏まえて今後の検査体制の見直しも視野に入れた。代替開催日はあらためて発表される。

大宮は同日、公式ホームページで福岡戦チケットの払い戻し方法を掲載。すべての観戦チケットが無効となり、代替開催日の観戦希望者は再度チケットを購入する必要がある。払い戻し方法の詳細は大宮公式ホームページまで。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ