「ゼルビアTimes」郡司聡

トップ快走の4連勝!! 勇敢なロマン型チームを退けた“チーム黒田”の機転【サガン鳥栖戦/マッチレビュー】

■明治安田J1リーグ第5節
3月30日(土)15:00キックオフ
町田GIONスタジアム/7,062人
FC町田ゼルビア 3-1 サガン鳥栖
【得点者】町田/5分 藤本一輝、54分 オ・セフン、57分 オ・セフン 鳥栖/34分 マルセロ・ヒアン

▼「一進一退だった前半」

開始5分、林幸多郎のロングスローは一度相手にはね返されたものの、そのルーズボールをダイレクトで狙った平河悠のシュートをゴール前の藤本一輝が頭で押し込んだ。開始早々の先制点にボルテージが上がった「天空の城 野津田」。しかし決めた張本人の藤本は「オフサイドがあるかもしれない」と喜び切れず。そしてVARでのチェックが済み、無事にゴールが認められると、藤本は体いっぱいでJ1初ゴールを喜んだ。

先制点を奪われたアウェイチームにとって、開始早々に出鼻をくじかれたことは大きな精神的ダメージにつながるかと思われた。ところがチームを率いる川井健太監督は、「想定されていた失点の形」だったとして意に介さない。指揮官のそうした思考は、ピッチ上にも伝播。鳥栖イレブンは、ファイティングポーズを下げずに反撃の姿勢を強めた。

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