「ゼルビアTimes」郡司聡

集大成のラスト10。二度目の“ラスボス”攻略へ、機は熟したのか?【栃木SC戦/マッチプレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第34節
9月9日(土)18:00キックオフ
町田GIONスタジアム
FC町田ゼルビア vs 栃木SC

プレータイムに飢えた荒木駿太。飢餓感を力に変える

▼「ここで評価を変えるような選手が出てくることを願っている」

“ラスト10”の第一関門は、“ラスボス”の栃木SC。リーグ戦における戦績はわずか1勝と、ゴールすら奪うことが困難である相手を越えずして、J1の門はくぐれない。それは町田サポーターの総意であると言っても過言ではない。

しかし、チームは少なからず逆風にさらされている。ミッチェル・デュークが豪州代表に招集された上に、藤尾翔太と平河悠のU-22代表組もバーレーンへと旅立った。そのため、センターFWの駒不足は否めず。エリキの長期離脱も重なり、緊急事態にさらされた強化部はこの移籍ウインドーが閉まる最終週にアデミウソンを緊急補強した。頭数という意味では黒田剛監督の頭痛の種が軽減された格好だ。もっとも、アデミウソンは来日直後でコンディションも整っていないため、8日の選手登録に間に合ったとしても、多くは望めないかもしれない。

ただ“ピンチはチャンス”が世の常。代表組が不在の間に、自身の存在価値を示そうと、鼻息荒く準備期間の練習に取り組んだ選手は数多い。その筆頭格が

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