「ゼルビアTimes」郡司聡

下田北斗②「意図した試合でなくても勝ち切れる。それが今季の強さだった」【検証・シーズンレビュー2023/選手インタビュー②】

選手の肉声で振り返るシーズンレビュー。第2回は大分トリニータで主将を務めながらも、今季町田に加入した下田北斗に話を聞いた。掲載は前・後編の計2回。

今季のチームのバイオリズムを卓越した言語化でプレイバック

▼「公平に良い選手を使うという判断をしていた」

――夏場にデューク選手をベンチに置き、藤尾翔太選手をトップに、髙橋大悟をトップ下に配置する“第二形態”と言える布陣がありました。選手目線ではどう捉えていましたか。
「デューク自身も代表の活動があった中で、コンディションが上がってない部分も見受けられましたし、翔太の状態が良かったことも影響していたのでは。また大悟がトップ下にいることでワンクッション置くことができます。

例えば[4-4-2]でサイドに張り出してしまうと、中央が空いてしまいますが、大悟が真ん中でワンクッション作ると周りが攻め上がる時間もできるので、個人的には良い形だなと思っていました。大悟は守備のスイッチの入れ方もうまいし、気の利くディフェンスもしてくれます。エリキとデュークではどうしてもハマらない箇所も出てきていました。翔太と大悟コンビのメリットとして、翔太は単純にボールも収まるし、周りも使える上に推進力もあったので、それも踏まえて起用していたのでは」

 

――デューク選手をベンチに置くんだという意外性はありましたか。

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