「ゼルビアTimes」郡司聡

下田北斗①「序盤戦はブレない軸を持っていたことで相手よりも自分たちのパワーが上回っていた」【検証・シーズンレビュー2023/選手インタビュー②】

選手の肉声で振り返るシーズンレビュー。第2回は大分トリニータで主将を務めながらも、今季町田に加入した下田北斗に話を聞いた。掲載は前・後編の計2回。

手ごたえをつかんだプレシーズン。写真はTM・鹿島戦

▼「黒田監督は不格好でも勝利を勝ち取ることを優先する」

――プレシーズンやキャンプの中でつかんでいた手ごたえから振り返ってください。
「黒田剛監督のほうからチームコンセプトを提示してもらった中で、J1のチームと対戦すると攻守両面での手ごたえがありました。最少失点で抑えて、1点を取り切るベースの部分は格上のチームとの対戦でより自信が深まりました。チーム全体の手ごたえは大きかったですね。確かに相手のモチベーションがまだ100%ではなかった鹿島アントラーズとの主力組同士の練習試合は引き分けでしたが、どういう相手でも戦う姿勢を表現することと、無失点で試合を進めることに対する手ごたえはあったと思います」

 

――J1勢との練習試合の構図は、相手がボールを保持して、町田がボール奪取からのカウンターをうかがう図式だったのでしょうか。
「シーズンを戦っている時よりはボールを動かす意図があったかもしれませんが、ベースの部分は変わっていません。ボールを動かしながら戦えた時もあるし、押し込まれた時もあるので、一概には言えませんが、決してずっと押し込まれるような展開ではなかったです。普段の練習から黒田監督はずっとブレずに同じことを言い続けてくれるので、立ち返る場所があり、1年間やり続けられたと思います」

 

――シーズン当初、黒田監督のミーティングの話やチームマネジメントが新鮮と話されていました。
「今までお世話になってきた監督さんは、勝利を第一に目指すことは言わなくても分かるでしょうと、選手たちへ感覚的に理解させながら、キャンプからシーズンを通してチーム戦術や自分たちのやるべきことを落とし込み、積み上げて行く形を取っていました。その一方で黒田監督は勝利のことを第一優先に話しますし、失点をせずに試合を進めればチャンスは必ず来ると手堅いゲームを考えます。またチームが大崩れしないために、理想論というよりも現実的に何ができるかを認識した上で、より現実を見られているのかなと思います。

僕の感覚では

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