「ゼルビアTimes」郡司聡

2018年のゼルビアを語らう・序論(後編)【郡司聡×大島和人/番記者座談会】

クラブが6位以内をシーズン目標として公言した“勝負”の2018年。10名の新戦力が加入し、開幕2連勝を飾るなど、好スタートを切った。果たして、2018年は目標達成を現実的に直視できるシーズンになるのか。日頃からFC町田ゼルビアを取材している町田日和編集長・郡司聡と球技ライター・大島和人が座談会で語り尽くす。今回はその後編。

▼平戸太貴への期待値

 既存戦力で台頭を期待したい選手はいますか? 期限付き移籍を延長した平戸選手は、その筆頭候補なのかなと思います。平戸選手に関しては、育成年代をよく取材されている大島さんから見て、何が大きく成長したのでしょうか?

大島 試合に出続けることでの成長があるのでしょう。状況判断、ポジション取り、周囲とのコンビネーションなど、“ソフトウエア”のレベルが上がったのではないでしょうか。ユースの頃から止める・蹴るといったスキルがあって、キックの質はもともと高い選手でした。昨年から3kg増えたそうですが、体はもっと強くなるでしょう。昨季の後半戦は柱になりましたし、J2の中でも抜けた選手になっていくのではないでしょうか。

 レギュラーに定着した終盤は11戦勝てない時期が続きましたから、今季はチームを勝たせる選手に飛躍してほしいですね。その点では開幕から4アシスト。1シーズンを通じて、チームを勝たせる選手になってほしいです。また、既存戦力、新戦力を含めて、新たな発見はありますか?

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