紙一重の決着。相手の勝ち筋を覆した“最後の決め手”【ジェフユナイテッド千葉戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第19節
6月3日(土)18:00キックオフ
フクダ電子アリーナ/6,831人
ジェフユナイテッド千葉 0-2 FC町田ゼルビア
【得点者】町田/90+1分 沼田駿也、90+6分 藤尾翔太
▼意外な中盤のラインナップ
今季、ここまで全試合先発出場の平河悠が出場停止という緊急事態ーー。その中で黒田剛監督が打ち出した“秘策”は、意外にもチームカラーに似つかわしくないそれだった。
中盤の構成メンバーは、右から髙橋大悟、髙江麗央、下田北斗、安井拓也というラインナップ。黒田監督はこれまで片翼には必ず“槍タイプ”の選手を配置してきたが、その役目を担える沼田駿也の名前も、先発メンバーのリストにはなかった。
どちらかと言えば、ボールを動かすことに長けた選手たちが数多くラインナップされた陣容。その中で起きる“化学反応”に期待していた黒田監督は戦前、こう話していた。
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