「ゼルビアTimes」郡司聡

黒田イズムの結晶。伝家の宝刀・セットプレーで勝ち切る“お家芸”【ザスパクサツ群馬戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第2節
2月26日(日)14:00キックオフ
町田GIONスタジアム/3,160人
FC町田ゼルビア 2-0 ザスパクサツ群馬
【得点者】町田/38分 池田樹雷人、84分 翁長聖

▼「サプライズ」なセカンドトップ起用

90+5分、髙江麗央の右足シュートが大きく枠を外れると、清水修平主審のホイッスルが鳴った。“黒田ゼルビア”待望の初勝利。プロ監督として、初めての勝利をつかんだ黒田剛監督は「フー」と息を吐き、落ち着いた表情で手を叩いた後、コーチングスタッフと勝利の喜びを分かち合う。勝利に沸く「天空の城 野津田」とはどこか対照的な表情だった。

試合後の監督会見。報道陣が手を変え品を変え、初勝利の感情を引き出そうとしたが、本音とも言える心境は9つ目の質問に対する回答まで待たなければならなかった。

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