“積み上げ”の実践で後塵を拝した完敗。発足3年目のアドバンテージはあったのか?【栃木SC戦/マッチレビュー】
■明治安田生命J2リーグ第40節
10月9日(日)14:00キックオフ
町田GIONスタジアム/4,343人
FC町田ゼルビア 0-1 栃木SC
【得点者】栃木/42分 髙萩洋次郎
▼あれよ、あれよという間に…
90+6分、翁長聖のロングスローが 宮崎鴻にはね返されると、榎本一慶主審のホイッスルが鳴った。ボックス付近では1点差を勝ち切った栃木の選手たちによる歓喜の輪ができていた。栃木にとっては町田に対する“シーズンダブル”。一方の敗れた町田にとっては、失意の敗戦だ。また試合終了前に降り出した雨が、より一層、敗戦の虚しさを引き立てる。
開始直後は悪くなかった。3分、福井光輝からのロングフィードを右サイドのスペースで引き出した平河悠が縦に仕掛け、ゴール前をうかがうと、ファーサイドのドゥドゥへクロスボールを通した。ファーで待ち構えたドゥドゥは渾身の力を込めてシュート。しかし。ゴールの枠を外れた。
こうして開始直後の町田は「相手のライン間と背後のスペースは狙っていた」平河が決定機を創出。相手は確実に立ち上がりに隙を見せたが、この決定機逸からゲームの主導権は次第に栃木へと傾いた。
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