「ゼルビアTimes」郡司聡

リターンマッチでの“逆転現象”。3カ年計画の“晩年”における寂寞感の正体【レノファ山口FC戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第35節
9月10日(土)18:00キックオフ
町田GIONスタジアム/2,131人
FC町田ゼルビア 0-1 レノファ山口FC
【得点者】山口/80分 沼田駿也

▼力負けでのシーズンダブル

決壊は時間の問題だった。

後半立ち上がりの54分、鄭大世による渾身の右足シュートが相手守護神・関憲太郎に阻まれると、次第にレノファ山口FCがチャンスシーンを増やしていく。64分には成岡輝瑠の進撃を町田守備陣が食い止められず、梅木翼に決定機を創出され、直後の66分にも右サイドを破られる形から高井和馬に危険なシュートを浴びた。

しかし、いずれも守護神の福井光輝がファインセーブ。劣勢の時間帯をしのぎ、試合がこう着状態に陥ると、76分に前半から脅威となっていた高井を下げる決断をした敵将・名塚善寛監督の執念が実った。

80分、カウンターの展開から山口は左サイドを攻略すると、最後は梅木のクロスに途中出場の沼田駿也が頭で叩き込み、山口がついに均衡を破った。

失点直後、町田ベンチはようやく重い腰を上げ、深津に代わって山口一真を投入し、システムを[4−2−3−1]へ回帰。82分には右サイドでロングフィードを引き出した奥山が中へ折り返し、太田修介の絶好機を演出すると、アディショナルタイムの6分を消化するまで、山口ゴールを何度も攻め立てた。しかし、スコアは動かせず。町田は0−1でJ3卒業生同期対決に敗れた。

試合後、殊勲の沼田がこう言って胸を張った。

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