「ゼルビアTimes」郡司聡

土壇場でのアンラッキーな決勝点被弾。拮抗の上位対決で見えていた勝ち筋【V・ファーレン長崎戦/マッチレビュー】

■明治安田生命J2リーグ第27節
7月17日(日)18:00キックオフ
町田GIONスタジアム/3,135人
FC町田ゼルビア 1-2 V・ファーレン長崎
【得点者】町田/47分 太田修介 長崎/9分 エジガル・ジュニオ、89分 鍬先 祐弥

▼指揮官による戦前の警鐘

89分、ヴィニシウス・アラウージョが頭ではね返したボールを回収したV・ファーレン長崎の鍬先祐弥が髙江麗央とのセカンドボール争奪戦を制し、前進。潰しに来た菅沼駿哉をも振り切った鍬先が左足でクロスを入れると、ミスキック気味のボールがそのまま町田ゴールのサイドネットに吸い込まれた。その瞬間、後半の立ち上がりに同点ゴールを奪っていた太田修介が膝から崩れ落ちた。決勝点は“シュータリング”。「クロスです」と決めた鍬先も語っていたアンラッキーな形でのゴールがこの日の決勝点となった。「負け方が実に悔しい」。試合後、太田はそう言って悔しさを募らせた。

戦前、ランコ・ポポヴィッチ監督は長崎戦のポイントについて、このように話していた。

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