Jリーグクラブ社長のリアル経営日記

企業のイメージアップに繋がる、Jリーグクラブとの付き合い方。 Jリーグクラブ社長のリアル経営日記:Vol.29(2024.4.18)

スタジアムに遊びに来てくれる小姫ちゃん(柴犬)。真顔で「もう少し頑張れよ」と激励のお言葉をいただいている瞬間です

【2024年4月18日朝:曇り】

皆さん、こんにちは。
関東の桜はすっかり葉桜に。
4月も早くも中旬、いつもながら時間の経過が早いですね。

水戸ホーリーホックは5試合連続ドロー。
順位は17位。降格圏は脱したものの、苦しい時間が続いています。
毎度書いていますが、社長である私は必要以上に焦らないこと、会社の内外に動揺を生まぬようにすること。簡単ではないですが現場を信じて、残り4分の3のシーズンに挑み続けます。今週は勝つぞ。

さて何度かお伝えしていますが、今月は定時株主総会が開催されます(26日)。
先週から今週にかけては特にその準備に追われています。水戸ホーリーホックは140先の株主がいらっしゃいます(法人、個人)。本来であれば、すべての株主の皆さんに日頃から密なコミュニケーションを取れれば良いのですが、なかなかそうもいかず株主総会で会社の“現在位置、未来予想図”をしっかり説明する必要があります。

また私(役員全員)の任期ですが、毎年の株主総会毎に経営の審判を受けるべく一年任期にしています。経営評価の指標は株主の皆さんそれぞれだと思いますが、常に会社の前進を望む思いを背負って、経営面で応えたいと考えています。

140先の株主と同様にクラブの大事なステークホルダーなのがパートナー企業。
現在水戸ホーリーホックには190を超えるパートナー企業の皆さんにお支えをいただいています。前回は「東京パートナー会」について書きましたね。

株主総会の準備に追われつつも、営業活動も年度初めのこの季節は活発に行っています。
プロスポーツクラブでパートナー営業をしていると茨城県内県外のBtoB、BtoC、大企業から小規模企業までさまざまな業界、業態の経営者の皆さんとお会いできます。

最近ある商談をしていると気付いたことがあります。
特に大小に関わらず、ほぼすべての業界の経営者が私に対して同じ悩みを口にするのです。

「小島さん、苦しんでいますよ。ウチは数年前に比べると明らかに、、、」

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