「6日間でJリーグを3試合戦う」(ホーランド監督)。 過密日程を乗り越え、リーグ戦初勝利を目指す [J4節 湘南戦プレビュー]
連戦をこなしながら進めるチーム作り
Jリーグ開幕から2分1敗と開幕ダッシュできなかったマリノスにとって、まだ続いている連戦が厄介だ。
2月12日のACLE上海申花戦で2025シーズンが開幕し、そこから中2日or中3日で7連戦になる。明日の湘南ベルマーレ戦はその6試合目にあたり、前々節のサンフレッチェ広島戦から考えると、中2日で前節の横浜FC戦、さらに中2日で臨む過密日程の最中だ。
新監督の下で志向しているスタイルが昨季までと違うという事情もあるが、それ以上にコンディション維持の難しさがパフォーマンス停滞における最大の原因ではないか。メンバーを固定してチーム作りを進めようとすればするほど、次の試合への負荷が大きくなるというジレンマも見え隠れする。
水曜日の横浜FC戦では日曜日の広島戦から先発を4人変更した。その数字だけを切り取っても必要最小限のチェンジにとどめたいという指揮官の意図がよく伝わってくる。フィールドプレーヤーの総替えなどは頭の中にないタイプなのだろう。
ホーランド監督は湘南戦に向けて、こう発言している。
「この6日間でJリーグを3試合戦うことになっていたので、我々にとって大事なのは選手たちがどれだけフレッシュな状態でプレーできるかということ。できる限り競争力を高めながらプレー時間をシェアしていかなければならないし、明日の試合に向けていい判断をしていかなければいけない」
プレータイムを分け合って怪我のリスクを軽減し、良好な状態をキープしながら、高いパフォーマンスを発揮する。活字にするのは簡単で、誰もが考える作戦なのだが、これが非常に難しい。
結果が出なければ自信が育たず、好循環も生まれない。フラストレーションばかり溜まる悶々とした日々を脱するきっかけと決め手がほしい。
ヤンや植中に期待
広島戦で先発して横浜FC戦で控えに回ったのはサンディ・ウォルシュ、ヤン・マテウス、植中朝日、そしてジャン・クルードの4選手。シンプルに考えれば、彼らは湘南戦で先発に名を連ねる確率が高い。
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